晨朝法要とは?
知恩院の一日は朝のお勤めからはじまります。晨朝とは見慣れない漢字ですが、「じんじょう」と読み、卯の刻(今の午前6時頃)を指します。
つまり、晨朝法要とは朝に行う法要という意味であり、一般的には「おあさじ」と呼ばれています。

私たちは日々の生活の中であいさつをします。
それと同じように、阿弥陀さまと法然上人に毎朝のあいさつのお勤めをします。
これが晨朝法要です。
朝のあいさつをすると同時に、今日一日、仏道に精進しますと心を新たにするお勤めです。

法要では阿弥陀さま、法然上人、歴代の住職、有縁の方々のご回向がおつとめされます。
漂う香の匂い、割笏のリズムが心地よい阿弥陀経、ピンと張り詰めた僧侶の作法。
仏さまや法然上人を身近に感じられ、健やかな一日を送るに相応しい朝が知恩院にはあります。
ご宿泊のお客様もぜひ、普段は味わえない空間を体感してください。

法要案内の流れと時間
毎朝5:50にお客様のお部屋にご案内の放送を流します。放送から20分後の6:10までに1Fフロント周辺にお集まりいただくと、係の者が法要を行うお堂までご案内いたします。
知恩院の開門時間は6:00、阿弥陀堂での法要開始時間は6:30になります。
なお、下記の期間は、時間が変更となりますのでご注意ください。
正月元旦(1/1)
○開門時間:5:30
○放送時間:5:20
○フロント前集合時間:5:40
○阿弥陀堂での法要開始時間:6:00
御忌大会(4/19~25)
○開門時間:5:00
○放送時間:4:50
○フロント前集合時間:5:10
○阿弥陀堂での法要開始時間:5:30
伝宗伝戒道場(12/5~24)
○開門時間:6:20
○放送時間:6:10
○フロント前集合時間:6:30
○阿弥陀堂での法要開始時間:6:50

行きは係の者がご案内いたしますが、帰りは特にご案内はいたしません。
境内を散策するなど、ご自由にお過ごしくださいませ。

放送の音量調整機
お部屋の壁に放送のボリュームを調整できるつまみがございます。つまみは基本的に①の状態に設定しておりますので、必要に応じてお客様ご自身でご調整くださいませ。
OFFにしていただくと放送は流れませんので、ごゆっくりお休みいただけます。

フロントでご回向(えこう)申し込み
フロントにて、晨朝法要での「先祖供養」「ご回向」のお申込みも承っております。ご希望の場合は、必ず前日21時までにお申込みください。
詳しくはフロントスタッフにお気軽にお問い合わせください。
念仏を亡き人に廻向すれば、その人は阿弥陀仏の光に照らされ、苦しみを免れる。
(勅伝第二十三巻)
廻向(法然上人のお言葉)
よくあるご質問
法要は絶対参加しないといけませんか?
いいえ。強制ではございませんので、ご希望の方のみご参加くださいませ。
途中で退場できますか?
はい。ご自由に退場可能でございます。 ただし、法話の最中は極力お控えください。
数珠やお袈裟の着用は必要ですか?
特に持ち物は必要ございません。 フロントに貸出用の数珠とお袈裟のご用意がございますので、ご希望の方はスタッフにお申し付けください。
服装に指定はありますか?
特に指定はございません。普段着で構いません。 ただし、室内にございます浴衣での参加はご遠慮ください。
法要中は正座をしなければいけませんか?
正座の強制はございません。堂内にイスのご用意がございますので、ご利用くださいませ。
早朝にマイクロバスの運行はありますか?
申し訳ございませんが、早朝はバスの運行を行っていません。
おみ足の悪い方は、御影堂前(泰平亭横)まで自家用車で上がっていただけます。
また、フロントでタクシーを手配することも可能です。
車イスでも参加できますか?
可能でございます。 車イスの方向けのルートをご案内しますので、フロントスタッフにお尋ねください。
法要で座禅はありますか?
浄土宗では座禅は行いませんので、法要でも行いません。
早朝は庭園の拝観や御朱印の授与はできますか?
申し訳ございませんが、庭園の拝観及び御朱印の授与は9:00からとなります。
地下の通路を通って法要に向かうと聞いたのですが?
以前は地下通路を通って法要へ向かっておりましたが、2011年の改修・リニューアルオープンを機に地下通路は閉鎖となりました。 法要は地上の参道にてご案内いたします。